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花園誌連載「心揺さぶる!禅の名場面」2月号は「慧可断臂(えかだんぴ)」

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こんにちは今木商事(イマキショウジ@imakisyoji)です。

今月も花園誌で「心揺さぶる!禅の名場面」描かせてもらっております。

今月のテーマは「慧可断臂(えかだんぴ)」です。

心の中の不安を取り除くことはできるか?

今回のお話 

修行僧の神光(じんこう)は、禅宗の開祖である達磨大師に何度も入門を願いましたが、許されませんでした。

そこで神光は自らの左腕を切り落とし、決意の固さを示します。

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※この場面を描いた有名な雪舟の絵がありますね。


さすがに心を動かされたのか、達磨が神光にたずねます。

「そうまでして、お前はいったい何を求めておるのだ?」

神光は答えます。

「私はいつも不安でならないのです。どうか私の心を安らかにおちつかせてください」

それを聞いた達磨は右手を突き出してこういいます。

「ではその『不安』というものをここに出してみなさい。私がおちつかせてやろう」

こういわれた神光は必死に自分の心の中の『不安』を探します。

「ダメです。どんなに探しても心の中に『不安』は見つかりません」

「見つからないか。見つからないのなら元から『不安』はないのだ。『不安』がないのならお前の心はもうおちついているはず」

心が安らかになった神光は慧可と名づけられ、達磨大師唯一の後継者となりました。

おまけ

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今月号の花園誌の裏表紙の広告ですが、絵心経グッズちょっといいな。

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