こんにちは今木商事(イマキショウジ@imakisyoji)です。
今月も花園誌で「心揺さぶる!禅の名場面」描かせていただいております。
今月のテーマは「四門出遊」です。
四つの門で王子が見たものとは?
今回のお話
カピラ城の王子ゴータマ・シッダールタは何不自由ない生活を送っていましたが、心は晴れませんでした。
というのも、以前お城の東門から外に出たとき見た「老人」、南門から外出したとき見た「病人」、西門から出たとき見た「死人」が頭から離れなかったからです。
「この世に生まれたすべてのものはみな老い、病気になり、そして死んでいく。この『生・老・病・死』の苦から逃れるすべはないのだろうか…」
ゴータマは北門からふらりと一人で外に出てみました。
すると身なりは粗末ですが、とても神々しいたたずまいの老人と出会いました。
「何と美しいお姿だ。あなたは何者ですか?」
老人は答えます。
「私は比丘(びく)、出家者です。心のやすらぎと悟りの境地を求めて修行しています」
「これだ。これがわたしの生きる道だ。自分も出家してすべての生きとし生けるものたちを救う手助けをしよう」
このゴータマ・シッダールタ王子こそ後のお釈迦さまです。
おまけ
いろんな絵がプリントされた手作り最中はいかがでしょうか。
プロモーションコーナー
今回のお話はブッダくんギャグ精舎の中でもくわしく描かれています。