こんにちは今木商事(イマキショウジ@imakisyoji)です。
今月も花園誌で「心揺さぶる!禅の名場面」描かせていただいております。
今月のテーマは「仏が仏に手を合わす」です。
俊崖和尚の行動の意味とは
今回のお話
1837年建仁寺山内両足院。
小僧として修業中の釈宗演は、師匠の千葉俊崖和尚が留守なのをいいことに昼寝をしていました。
そこへ思いのほか用事が早くすんだので帰ってきた俊崖和尚。
和尚は昼寝をしている釈宗演に気づくと、それをまたがずに足元まで回ると、おもむろに一礼してスタスタ行ってしまいました。
夢うつつのうちにこれを見ていた宗演。
がばとはね起き師匠にたずねます。
「師匠はなぜ私に向かって一礼したのですか?」
俊崖和尚が答えます。
「わしも『仏』お前も『仏』『衆生本来仏なり』だからじゃ」
のちに宗演は「いやしくも法門に身をゆだねる者は万事にこのような謙虚慈悲の心がなければならん」と回想しています。
龍虎図朱印帳いいですね。
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