覆面マンガ家ですが質問ある?

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覆面マンガ家が会った・聞いた【いいかげんな人】列伝

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こんにちは今木商事(イマキショウジ@imakisyoji)です。

学生時代に「今はいいかげんでも許されるが社会に出たらそんなのは通用しないぞ」なんて声をよく聞いたものです。

しかし社会に出て私がまず思ったのは「社会人のほうが学生よりいいかげんな人が多いのでは?」ということでした。

50歳過ぎてこの考えはますます自分の中で強まっています。今回はそのあたりのことをお話しましょう。

 

この世は不真面目天国?

バイト時代

地質調査の仕事をやっていたときのことです。

取引先の会社に、いつも寝ているAさんという人がいました。当時30代後半くらいだったと思うのですが、ちょっとハゲあがった頭で目がトロ~ンとしていました。

こんな状態で給料もらってるんだから不思議だな~と若かった私はそう思いました。

妹のバイト先

私の経験ではありませんが、妹のバイト先の課長だか部長だかのBさんがまったく使えない人だったそうです。

仕事でわからないことを聞いても答えられず、かえってバイトの妹に逆に質問する始末。聞けばその会社の縁故採用だったそうですが…。

編集・マンガ関係

担当Cさん

マンガ家になっていろいろな編集さんに会いましたが、この人が一番印象に残っています。打ち合わせはいつも昼飯時を指定し、会社の金でパクパク食べ放題。

当時私が住んでいた東京都板橋区の最寄り駅に連れてきたときは開口一番「何にもありませんね!」といい放つユニークな人でした。

あるとき「今日そちらに電話します」というので家で待ってたら(当時は携帯電話など普及していなかったので)待てど暮らせど電話はかかってきません。

何かあったのかなと思い次の日こちらからかけてみたら「ああどーもどーも!」と何事もなかったかのように出たのを聞いたとき、私の「社会人いいかげん説」が本格的に立ち上がった気がします。

担当Dさん

待ち合わせに遅れてくる編集さんは多かったですが、このDさんは特に多くて大体いつも30分くらい遅れてきてた気がします。

それは別にいいのですが(本当はよくない)、ある喫茶店で待ち合わせしたとき、やはり30分以上遅れてきたあげく、自分のカギ束を「ジャラン!」とテーブルに投げ捨てておもむろに「○○位!」とちょっと怒ったように告げたときはおどろきました。

前の打ち合わせのとき、私とそのDさんが担当している作品の雑誌内の順位を聞いていたので教えてくれたわけですが、何もこのタイミングでいわなくても…と思ったものです。

担当Eさん

打ち合わせ中Eさんは自分のノートを開いていましたが、そのノートに何か謎の電話番号がメモしてありました。

私は気になったので打ち合わせが終わったあと「これは何ですか?」とたずねてみると何やらいかがわしいところの番号でした。

私はこのEさんのことは好きでしたし、今もそんなにきらいではありません。でも残念ながら信頼度はかなり下がってしまいました。

編集Fさん

私ではなく別のマンガ家さんの話ですが、Fさんは私も知ってる人です。

ある企業のマンガを描く仕事で、マンガ家さんとFさんはその企業を取材したりして仕事を進めていました。

しかししばらくしてマンガ家さんのところに連絡が来なくなったので、いろいろ調べてみると、そのFさんが先方の企業に「マンガ家と連絡がとれない」とウソをついていたということがわかりました。

なぜFさんがこんなことをしたのかよくわかりませんが、私もこんな人は信用できないと思ったので、今は連絡をとっておりません。

まとめ

そもそもこの記事を書こうと思ったのは、私が関連するある仕事で一人のいいかげんな人がいて、そのおかげで私をふくむ多くの人々が迷惑をこうむったということがあったからです。

しかしこうして書き出してみるとけっこうたくさんいますね(笑)

今、私のまわりにいる人々は人格的にも能力的にもすぐれた人たちばかりなのでとても恵まれているなあと思います。

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