覆面マンガ家ですが質問ある?

漫画家・今木商事の公式ブログ|マンガ、電子書籍などについてコメントします

自分でできる!Amazonであなたの電子書籍を無料で出版する方法

f:id:manga-imaking:20160208211719j:plain

こんにちは今木商事(イマキショウジ@imakisyoji)です。

この前からAmazon電子書籍を無料で出版するKDP(キンドルダイレクトパブリッシング)のあれこれについて記事を書いてきました。  

imaking.hatenablog.com

imaking.hatenablog.com

そして今日はこの続きであるかんじんの電子書籍出版について説明していこうと思います。

KDPアカウント登録と情報の入力は完了しましたか?それではレッツKDP!

いよいよ出版!Amazonで売る電子書籍を作成!

例によってできるだけていねいに私の体験もまじえて説明していきます。 

Kindle Comic Creatorの使い方の記事で作った「イマキマスク」の本を作るという想定で進めていくことにします。

f:id:manga-imaking:20160121231055j:plain

KDPにサインインしてください。

こんな感じの画面になってると思います。

f:id:manga-imaking:20160208114613j:plain

また「アカウント情報が不完全です。」とかいわれてドキッとしてしまいますが大丈夫。あなたは悪くありません。気にせずいきましょう。

ここで【本棚】画面左にある【新しい本の作成】をクリックしてください。

そうするとこんな画面になります。

f:id:manga-imaking:20160208115056j:plain

KDPセレクトの公開 

KDPセレクトを利用しますか?したほうが良いっすよ!という文章が並んでいます。

初めて電子書籍を出版したいと思って恐る恐る慣れないことをやってるのに、聞いたことがない単語を聞かされるととまどってしまいますよね。

KDPセレクトというのはごく簡単にいうと

「この本Amazonキンドルで専売にしない?したらいろいろ良いことあるよ!」

ということです。たとえば印税が35%からなんと70%にグーンとアップします。

私は自分の本で大半このKDPセレクトに登録しています。おもにこの印税率の高さゆえです。

しかし当然デメリットもありますのでいろいろ考えてみて決めてください。

このKDPセレクトはもちろんやらなくても良いし、ずっとあとで気が変わってやっぱりやりたい!となってからでもできますので、あわてなくても大丈夫です。

今はとりあえず先に進みましょう。

参考にお餅マンガ企画でごいっしょした青鹿ユウ先生の記事をご紹介しておきます。

blog.livedoor.jp

本の詳細

画面を下にスクロールすると以下のような画面になります。

f:id:manga-imaking:20160208135045j:plain

順に項目を入力していってください。

タイトル:タイトルを入力します。ここでは「イマキマスク」です。

フリガナ:タイトルのフリガナを入力します。これも「イマキマスク」になりますね。

ローマ字:タイトルのローマ字を入力します。「imakimasuku」ですね。

ローマ字に関しては「海外のAmazonストアで表示したい内容」を入力するのが良いと書かれている方がいらっしゃったのでご紹介しておきます。

そういう意味では「imakimask」の方が良いのかもしれません。

blog.fkoji.com

サブタイトル :これはオプションとなってるので書かなくても問題ないと思います。

以下サブタイトルのフリガナ・サブタイトルのローマ字も同様です。

さてさらに下にスクロールするとこんな感じです。

f:id:manga-imaking:20160208142621j:plain

うーん【レーベル】って何だろう?前はなかった気が。とりあえず「詳細」を押してみると…

f:id:manga-imaking:20160208143105j:plain

説明も出てこない!(笑)

調べてみるとこちらの方がブログを書かれていたのでご紹介します。

blog.livedoor.jp

なるほど「○○文庫」 とかそういったものですね。そういえば私が昨年ミリオン出版さんから出していただいた「ビーストウォーズメタルス 超生命体トランスフォーマー電子書籍ヒーローXというレーベルからでした。 (さりげなく宣伝)

ビーストウォーズメタルス 超生命体トランスフォーマー

ビーストウォーズメタルス 超生命体トランスフォーマー

 

というわけでレーベルは特に入力しなくても良いでしょう。 

さらに下を見ますとこのような画面です。

f:id:manga-imaking:20160208144325j:plain

この本はシリーズの中の1冊です:この本がシリーズの中の1冊である場合入力します。

版:本のバージョンのことです。最初に出版するときは「1」と入れ、大きな変更を加えて再出版するときは「2」と入力します。今は特に入力しなくても良いと思います。

出版社:特に書かなくても良いです。

 

ここまでは気楽に入れていっていただいてけっこうなのですが、次はとても重要です。

内容紹介

f:id:manga-imaking:20160208145614j:plain

キンドル出版したとき読者の目にふれる大事な箇所ですからここは文章をよく考えて入力してください。

ちなみに拙作「輪廻転餅」の画面を参考にのせておきます。

f:id:manga-imaking:20160208150659j:plain

さらに次にいきます。

f:id:manga-imaking:20160208151408j:plain

本の著者等

【著者等を追加】をクリックして各項目を入力してください。

その下を見るとこんな感じです。

f:id:manga-imaking:20160208152125j:plain

言語:本文に使われている主な言語を入力します。

ISBN:ここは入力しなくても良いでしょう。

参照番号ここも入力しなくても良いでしょう。

ページめくりの方向:横書きの場合は左から右縦書きの場合は右から左を選択します。

出版権の確認

出版権の確認の欄まできました。

f:id:manga-imaking:20160208154301j:plain

出版権を自分で保有している場合は「これはパブリックドメインの作品ではなく、私は必要な出版権を保有しています。」を選択します。

自分で考えて描いたマンガなどを出版するのなら下の欄を選択で良いでしょう。

カテゴリーの追加

次の画面です。

f:id:manga-imaking:20160208155739j:plain

お客様があなたの本を見つけやすいようにカテゴリーを追加します。 ただ非常にたくさんのカテゴリーがありますので過度に迷わないよう注意です。

たとえば「ロマンス」の下にさらにカテゴリーがあるんですが…。

f:id:manga-imaking:20160208160108j:plain

うーん何だか細かすぎてよくわからない(笑)

その下の年齢の範囲などは青少年向けの作品以外は入れなくても良いでしょう。

f:id:manga-imaking:20160208160911j:plain

でも下の設問は必須だと思いますので「はい・いいえ」どちらかを選択しましょう。

「この本には18歳未満の方に不適切な表現内容(文章、シーン、画像など)が含まれていますか?」:本の内容にアダルトコンテンツが含まれるかどうかで判断してください。

検索キーワード:検索に効果的なキーワードを考えましょう。

本の発売オプション

次の画面です。

f:id:manga-imaking:20160208163522j:plain

普通は上の「本の発売準備ができました」で良いでしょう。

下の「本の予約注文を有効にします」を選択すれば発売前からの予約注文が可能になります。私も「お餅マンガ企画」で初めて使いました。

表紙画像の追加

 次にいきます。表紙に使う画像をアップロードします。

f:id:manga-imaking:20160208201950j:plain

【画像を参照】をクリックして表紙画像ファイルを選択し開きます。

成功するとこんな感じになります。

f:id:manga-imaking:20160208202211j:plain

本のアップロード

さあいよいよです。

f:id:manga-imaking:20160208203856j:plain

デジタル著作権管理(DRM)のオプションを選択してください

とあります。

DRMとは本のKindleファイルを無料で配布できないようにする技術です。みだりに配布されたくない場合は【デジタル著作権管理を適用する】にしておきましょう。

さて左下の【参照】ボタンを押してください。

f:id:manga-imaking:20160208204810j:plain

Kindle Comic Creatorの使い方】の記事で最後にできたmobiファイルの出番が来ました。

青い本のアイコンのmobiファイルを選択してアップロードしてください。

ちょっと時間がかかることがありますが気長に待ってくださいね。

以上本の作成手順でした。

 

【価格とロイヤリティの設定】までやるつもりでしたが、ここまででもかなりかかってしまったのでまた次の機会にいたします。

 

お読みいただきありがとうございました。

私が過去にKDP出版した作品を紹介して終わります。 

マガジンZ講談社)に掲載された魔界捜査官白娘娘(パイニャンニャン)の活躍を描いた作品です。

白娘娘

白娘娘