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花園誌連載「心揺さぶる!禅の名場面」7月号は「錐で自分のももを刺す」

今月も花園誌で「心揺さぶる!禅の名場面」描かせていただいております。

今月のテーマは「錐で自分のももを刺す」です。

楚円が行った眠気を払う手段とは?

 

今回のお話 

ある寒い夜。

多くの僧が夜の坐禅を休んでいる中、石霜楚円(せきそう・そえん)だけは一人修行を続けていました。

厳しい寒さも楚円にとっては精神を集中しているので何ということもありません。

しかし眠気だけは別。払っても払っても、どうしても眠気が襲ってきます。

そこで楚円は錐を取り出し、こう唱えました。

 

「古人刻苦光明必ず盛大なり」

(昔の人もみな激しい苦しみに耐えて大いに光り輝くものを得られた)

 

そして自分の太ももをブスリと刺すことで目を覚まし修行を続けたのでした。

その結果楚円は大いに活躍する大禅僧になりました。

このお話は「禅関策進」という書物にまとめられ、後進にも大きな影響を与えました。

若き日の白隠禅師もその一人で、常に手元にこの本を置いていたということです。

 

 

 

麗香炉ほっほかわいい。

 

 

 

 
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