こんにちは今木商事(イマキショウジ@imakisyoji)です。
今月も花園誌で「心揺さぶる!禅の名場面」描かせていただいております。
今月のテーマは「庭前の柏樹子」です。
禅の真髄とは?
今回のお話
先月に続いて今回も趙州和尚のお話です。
趙州和尚に若い僧がたずねます。
「和尚、禅の真髄とは何でしょう?」
和尚は目の前の柏の木をじっと見ながらこう答えました。
「庭先の柏の木じゃ」
若い僧が続けてこういいます。
「いえ私は外の景色のことを聞いているのではありません。もう一度聞きますが禅の真髄とは何でしょう?」
すると和尚はまたこう答えます。
「庭先の柏の木じゃ」
同じ答えを聞かされて困ってしまった若い僧。
しかし彼はそのときハッとします。
「和尚と柏の木が一体になって見えている!」
そして気がつくのです。
和尚は自我がなく無心であるから目の前の木と一体になっていることを。
徹底的な無我の境地に至った趙州和尚にとっては、目の前にあるものはすべて自己であり真理のあらわれであったのでした。
おまけ
オリジナルのお線香はいかがでしょうか。
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