こんにちは今木商事(イマキショウジ@imakisyoji)です。
今月も花園誌で「心揺さぶる!禅の名場面」描かせていただいております。
今月のテーマは「趙州洗鉢」です。
趙州和尚の言葉の真意とは?
今回のお話
趙州和尚のもとに若い僧がやってきてこういいます。
「私は修行を始めたばかりの新参者です。禅の真理について教えてください」
高僧として知られる趙州和尚です。
きっと崇高な話を聞けるぞとこの若い僧は考えていたのでしょう。
しかし和尚は逆に若い僧に向かってこうたずねます。
「お前さん朝食はすんだかい?」
とまどいながら若い僧がはいと答えると
「それではお椀を洗っておきなさい」
そういって後は黙ってしまいました。
さて困ってしまったのは若い僧です。
朝食のことなんてどうだっていいじゃないか。お椀を洗うとか洗わないとか何をいってるんだ。
しかし彼はやがて気づきます。
禅といえばとかく何か高尚なものを求めてしまいますが、実際は極めて身近な日常生活の中にこそあるものです。
ご飯を食べたらお椀を洗う。
当たり前のことを当たり前に行うことが大事だと和尚は伝えたかったのでしょう。
おまけ
この和尚サンダルとてもいいなあ。
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