こんにちは今木商事(イマキショウジ@imakisyoji)です。
今月度も花園誌で「心揺さぶる!禅の名場面」描かせていただいております。
今月のテーマは「日日是好日」です。
すべてが良い日ってどういうこと?
今回のお話
雲門文偃(うんもんぶんえん)禅師が弟子の前でこういいました。
「今月も半分が終わったが、ここまでの15日間については何も問わない。本日以降の15日間について一言で述べてみよ」
これまでのことならともかく、これからのことについて何かいえといわれても、弟子たちはどう答えていいものか見当もつきません。
弟子たちが黙っていると、 禅師は自ら答えます。
「日日是好日」
これを聞いた弟子たちはとまどいます。
字義通り解釈すれば「毎日毎日がすべて良い日である」ということでしょう。
しかしそれはちょっとおかしくないか?
人間生きていれば楽しい日もあれば悲しい日もある。良い日ばかりが続くわけがない…。
しかしそうではないのだと弟子の一人が気づきます。
どんな日であろうと自分のものさしで良し悪しを判断せず、その日一日をありのままに受け止め、精一杯生きることが大切なのだ…と。
思い通りにならない人の人生も、執着を捨て去った境地であるならば毎日が最上の日となるということを禅師はいいたかったのかもしれません。
おまけ
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