こんにちは今木商事(イマキショウジ@imakisyoji)です。
7年の間出版処てんてるさんで連載されていた「こ☆すも」ついに完結しました!
「こ☆すも」最終回!姫ちゃんは幸せになれたのか?
「こ☆すも」を考えたきっかけ
本作は私の考えた完全オリジナル作品です。
相撲といえば興味がない人でも知っているメジャーなスポーツですが、ふざけたアプローチをしたマンガはあまりなかったと思います。
相撲には、マワシを締めなくてはいけないとかマゲを結わなくてはいけないとか女性は土俵に上がってはいけないとか、数々の約束事がある厳しい世界です。
そういう厳しい世界だからこそ、それをメチャクチャに破ったマンガを描けばおもしろいのではないかと思いました。
そういうことをボンヤリ考えているときに描いたイラストがこれです。
このイラストを描いたのは2010年なんですが、キャラクター・コスチュームデザインとタイトルはもう決めていたようですね。
出版処てんてるさんで連載決定
で、この企画早く描かないと誰かが先に描いちゃうのではないかとあせっていた(あせることなかったんですが)私はどこかで描かせてくれるところないかなとネットで探していたところ、出版処てんてるさんを見つけました。
ここで作品を募集していたので企画書を送り、即連載になりました。
こんな突飛な企画を快く受け入れてくれたてんてるさんには深く感謝しています。
亀の歩みの進行
てんてるさんでは基本的に原稿締め切りはなく、原稿ができたとき送ればよいというゆるやか進行だったので、のんびりマイペースでできたのはよかったのですが、他の仕事の合間合間での執筆だったため大変遅い進行となってしまいました。
最初の第1話8ページこそまとめて描いたものの、その後は1ヶ月に1ページのペースが続き、しまいには1年半も何も描かない時期もありました。
しかし何とか完結させたいと思い、昨年くらいから1ヶ月に8ページくらいのハイペースで描き続け、やっと完成までこぎつけたというわけです。
「こ☆すも」はどういうお話か?
さっき書いたとおり、本来私が描きたかったのはメチャクチャ相撲マンガでした。しかし物語の縦軸になるのは主人公の女の子力姫(りき)ちゃんのラブストーリーです。
うろおぼえなんですが、私が最初に書いててんてるさんに提出した企画書のプロットでは
「主人公の女の子が好きな男の子のためにがんばって相撲のチャンピオンになる。そしてその座を男の子にゆずる」
となっていたと思います。
そしてお話が始まってからはあまり先を考えずアドリブ的に描いていたわけですが、終わりが近づいたとき改めて全体の構成を見直しました。
本作中に力姫ちゃんと友だちのマイちゃんとの間に次のようなやりとりがあります。
「でもベルト取ったらどうするんだよ」
「決まってるでしょ。光が丘にベルトをゆずってそれで終わりよ(後略)」
「それってわざと負けてやるってことか?そんなんで光が丘はうれしいのかな」
「え…」
この部分は私が当初考えていたラストを自分で疑った結果出てきたものです。
けっきょく好きな男の子に何のアプローチもしないってマンガとしてよくないよな…それに恋愛相手である光が丘も内面が深く描かれていないので魅力もないし…。
もっと主人公力姫ちゃんを追いつめなくてはいけない、そして殻を破る展開にしないとおもしろさも生まれない…そう考えて、最後はどうあるべきか考えに考えてラストを決めました。
このあたりは以前ご紹介した「スクリプトドクターの脚本教室」が大変参考になりました。
ラストの方はかなり追い込めたのではないかなと自負しています。
特に10話あたりのミスター裸王戦は屈指のくだらなさ(イイ意味で)で描けたと思うのでよかったらぜひ読んでみてください!
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ビットコイン70万円いきましたよ!しつこいようですが私がクラウドファンディングやったときは3万円くらいだったんですよ!