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【縁は異なもの味なもの】結婚2周年ありがとうございます!

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こんにちは今木商事(イマキショウジ@imakisyoji)です。

今回は「縁」に関してのお話をしたいと思います。

ちょっとしたきっかけがあとあと大きな結果を生むことも

ある愛の詩

地方から出てきて製麺所に勤めているS代。

彼女は迷っていた。同じ職場のMくんからダブルデートに誘われたのだ。

元来引っ込み思案で小心者のS代にとって、もう一人女性がいるとはいえ、男性と出かけるというのはとても勇気がいることだった。

しかもそのMくんというのが、ちょっと不良っぽい感じの男の子なのも、根がまじめなS代は気に入らない。

しかし、明るくて人懐っこい彼の性格は話をしていて楽しいし、その屈託ない笑顔の裏には何だかさびしげな表情もあり(聞けば早くにお母さんを亡くしたということだ)S代はMくんのそういうところに魅力を感じてもいた。

 

「とりあえず行ってみようかな」

 

さんざん悩んだあげく、ちょっとだけ冒険するつもりで、S代はデートに行くことにした。 

最初の一歩を踏み出したあとは速かった。このデートがきっかけで2人はつき合うようになり、やがて結婚。

そしてMくんとS代の間に丸々と大きな赤ちゃんが生まれた。

「正直な子に育ってほしいから『ショウジ』という名前にしよう」

「『ショウジ』か。いい名前ね」

今はMくんと同じ「今木」という姓になったS代はにっこりほほ笑んだ。

縁の不思議さ

というわけで私の出生秘話(?)をご覧いただきました。

母から聞いた話をもとに想像を足して作りましたが、だいたいは事実だと思います。

デートに誘われたS代(母)がもし誘いを断っていたとしたら私はこの世にいません。このブログも存在しませんし、私の描いたマンガもなかったことになってしまいます。

彼女はわりと軽い気持ちでデートをOKしたのかもしれませんが、その決断があとあと大きな結果(少なくとも私にとって)を生んだわけです。

私たち夫婦の場合

前に書いたと思いますが、われわれ夫婦の出会いのきっかけは、トランスフォーマーの同人イベントです。

奥さんは割合最近になってから映画版を観て、トランスフォーマーの世界に入ってきた比較的新しいファンです。そして友人に誘われて、たまたまイベントにやってきて私に出会ったわけです。

そして私といえば、これも前に書いたと思いますが、本来描くはずだったマンガ家さんが事情あって描けなくなってしまった「ビーストウォーズ」という「トランスフォーマー」の1シリーズのマンガを描いた結果トランスフォーマーの世界に入り、同人イベントにおじゃまするようになって奥さんと出会いました。

つまり奥さんが「映画を観なかった」り「イベントに来なかった」り、あるいは私が「『ビーストウォーズ』を引き受けなかった」りしていたら、この出会いはなかったわけです。

結婚2周年 

奥さんと結婚して早いもので2年がたちました。

もう新婚とはいえないと思いますが、奥さんのまじめさ、寛容さに助けられて(もちろん周囲の人たちにも助けられて) とても充実した楽しい生活を送らせていただいています。

今後も奥さんに心から感謝し、2人で楽しく生きていこうと思います。

ありがとうございました!

プロモーションコーナー

愛する2人の縁を描いた作品といえばこれ! 

輪廻転餅

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