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覆面マンガ家ですが質問ある?

漫画家・今木商事の公式ブログ|マンガ、電子書籍などについてコメントします

何かをやるということのむずかしさとウルトラ5つの誓い

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こんにちは今木商事(イマキショウジ@imakisyoji)です。

この前こんな記事を書きました。

imaking.hatenablog.com

「うまくなってからやります」と考えがちだけれど、それだといつまでたってもうまくならないので、とにかく今の状態から踏み出そう!という内容でした。

しかしとはいえ、やはり何かをやるということはとてもむずかしいですよね。今回はこんなお話をします。

少しでも何かをやるということはむずかしい!ウルトラマンが教えてくれたこと

51歳の私が自分を見つめて

51歳というと大人も大人、同級生にはお孫さんがいる人もいらっしゃるほどですが、そんなトシになった今でも、ほんのささいなことを実行するのにとても抵抗感を感じることがあります。

たとえば役所に提出しなくてはいけないちょっとした書類を書くことであったり、行き慣れないお店に入ることであったり、親に電話をかけることであったりといったことです。

社会を見渡してみても

これは私だけではないはずです。やるべき手続きをちゃんとやらない会社とかたくさんあります。子どもの頃はちゃんとした大人が集まっている会社組織なんだから、きちんとやってるはずなんて思ってましたが、案外そうでもないんですね。

反対に不正行為は積極的にやってたりして…(笑)

私が勇気を出してやった、たった一つのこと

私が全人生の中で勇気を出して行動したことといえばたった一つ、新人賞を獲ったあと3年くらいたってから担当編集さんに「東京に行きたいんですが…」と電話で告げたということくらいです。

 ただそれだけのことですが、電話をかけるのも苦手な私にはとても大変なことでした。しかも実家の大阪を離れ、東京で一人暮らしをしなくてはいけません。当時私にとって東京というのは夢の国ガンダーラくらい幻の都というフワフワしたイメージでしたから、そんなところでやっていけるのかと不安でしょうがありませんでした。

しかしこの1本の電話で、頼んでもないのに担当編集さんがアシスタント先を紹介してくださり(国友やすゆき先生のところです)、その後もゲーム4コマの仕事、そしてコミックボンボンの仕事につながっていくのでした。

電話をかけるという小さな行動が、後の結果につながる道を切り開くきっかけになったのです。

ウルトラ5つの誓い

といったわけで、小さいことでも大事だから小さいことから始めよう、でもそれはむずかしいんだということがいいたかったのですが、それに関して近年思いついたことがあります。

それがこの「帰ってきたウルトラマン」最終回で出てきた「ウルトラ5つの誓い」です。ウィキペディアから引用させていただきます。

第51話で郷が地球を去る時に次郎に伝えた誓いで、次郎はこれを叫びながら郷を見送った。『ウルトラマンA』や『ウルトラマンメビウス』でも使用されている。

  1. 一、腹ペコのまま学校へ行かぬこと
  2. 一、天気のいい日に布団を干すこと
  3. 一、道を歩く時には車に気を付けること
  4. 一、他人の力を頼りにしないこと
  5. 一、土の上を裸足で走り回って遊ぶこと 

 「帰ってきたウルトラマン」当時私は小学1年生で、本作はかなりはっきりウルトラマンというものを認識した最初の作品なんですが、この5つの誓いに関しては長らく違和感を持っていました。

というのも、ウルトラマンが次郎少年(そして視聴者の子どもたち)と誓う内容にしては何かカッコ悪いなあと感じてしまったからです。

宇宙規模で戦っているヒーローと約束する内容なのに、なんで「腹ペコ」だの「布団」だの庶民的な単語が入ってるの?もっとこう「弱いものを助けること」とか「平和を愛する心を持つこと」とかカッコイイのないの!?

しかしトシをとった最近はこう感じてきました。先ほどからお話しているとおり、日常のほんのささいなことでも実行するのはたやすいことではない。それを続けていくというのはなおさら大変なこと。

だから一見つまらないと思える日々のちょっとした行動がとても大切なんだよ…そういったことをウルトラマンは伝えたかったのでは、と。