こんにちは今木商事(イマキショウジ@imakisyoji)です。
みなさんはクラウドファンディングをご存じでしょうか。
一言でいうとインターネットを通じてたくさんの人たちから資金を集めることです。
私はクラウドファンディングを2回成功させた経験からクラウドファンディング成功の秘訣の記事を以前書きました。
けっこういい記事が書けたぞと自負していたんですが、あまり反響がありませんでした。なぜなんだろうと考えていて、どうもまだ世間の方々がクラウドファンディング自体をよく知らないせいではないかと思いました。
そんなわけで今回はクラウドファンディングについてのくわしい説明とそれに関わるマンガの話をしたいと思います。
クラウドファンディングの説明と新しいマンガの形
クラウドファンディングの定義を改めてWikipediaから引用させていただきます。
クラウドファンディング(英語:Crowdfunding)とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である[1][2]。ソーシャルファンディングとも呼ばれる[3]。
たとえば新しい商品のアイデアがあるんだけどその開発資金が足りないとか、こういう事業を考えていてその元手が必要なんだとか、そういう風にお金を必要としている人がインターネットを通じてたくさんの人たちに呼びかけて支援を呼びかける仕組みのことですね。
クラウドファンディングの種類
クラウドファンディングには大きく分けて3つの種類があります。
- 寄付型
- 投資型
- 購入型
上の2つは金銭などの見返り(リターン)のない種類ですね。
日本では【3.購入型】がポピュラーなのでこちらを説明いたします。
クラウドファンディング具体的なやり方
架空の例として私が自主映画を作りたいと思ったとします。
映画ですから役者やカメラマンなど雇ったり、機材をそろえたり、できた映画を上映する会場をおさえたりと何かとお金がかかります。
私のポケットマネーではとても足りません。
そこでクラウドファンディングサービスを行っているサイトでプロジェクトを立ち上げます。そこで「映画を撮りたいと思った経緯」「制作に必要な資金」「支援されたときの見返り(リターン)」などを発表し、出資者(支援してくれる人)の支援を募るわけです。
プロジェクトに理解を示してくれた支援者の資金が一定期間中に集まればプロジェクトは成功で、私は映画を作ることができます。
またこの際、クラウドファンディングサービスの運営会社にプロジェクトを立ち上げた人(この場合私)が10~20%の手数料を払うことが多いです。
見返り(リターン)とは?
支援の額に応じて何かしらの見返り(リターン)を設定します。
たとえば
・1000円支援してくれた人には【お礼のメッセージを送ります】
・3000円支援してくれた人には【お礼のメッセージ+特性ポストカードプレゼント】
・10000円支援してくれた人には【お礼のメッセージ+特性ポストカードプレゼント+映画のエンドクレジットにお名前を入れます】
・100000円支援してくれた人には【お礼のメッセージ+特性ポストカードプレゼント+映画のエンドクレジットにお名前を入れます+あなたが役者として映画に出演】
とかこんな感じですね。
プロジェクト不成立の場合は?
一定期間中に支援が目標額に達しなかった場合はプロジェクト不成立となり、プロジェクトを立ち上げた人は資金を受け取れなくて、集まった支援金額も支援者に返金され、リターンも行われない…というオール・オア・ナッシング方式が一般的です。
しかしそうでないところもありますのでクラウドファンディングを行うときは注意が必要です。
国外と国内でのクラウドファンディングの例
Indiegogoという海外のクラウドファンディングサイトではなんと15億円以上もの資金調達をしたプロジェクトもあるそうです。
「ロックマン」や「鬼武者」を手がけた元カプコンの稲船敬二氏もゲーム製作資金をKickstarterというクラウドファンディングサイトで募り、2億円以上の資金調達に成功しています。
国内ではMakuakeでこうの史代先生原作「この世界の片隅に」アニメ映画応援プロジェクトで3600万円以上の資金が集まりました。
私のクラウドファンディング成功例
ここで私のクラウドファンディング成功例もご紹介します。
「『ブッダくんギャグ精舎』執筆プロジェクト」
1回不成立に終わったプロジェクトですが、みごとリベンジに成功!現在リターン制作中です。仏教の開祖お釈迦さまをギャグ調に描いたマンガ制作プロジェクトです。
「ビットコインを広めるマンガを描きたい!プロジェクト」
仮想通貨ビットコインの取引所bitFlyerのサービスfundFlyerで行ったプロジェクトです。このfundFlyerは仮想通貨ビットコインの形で資金を集めるというところが非常にユニーク。
ちなみにこのプロジェクトで製作したマンガです。ビットコイン勉強したい方に!
製作資金をクラウドファンディングで集める新しいマンガの形
今まではマンガ家の描く製作資金(原稿料)は出版社からもらうものと決まっていました。しかしこうしたクラウドファンディングサイトの発展で、自力でファンの方々に働きかけて資金を得てマンガを描く人が増えています。
私が「ブッダくん」でお世話になったファンディ―(FUNDIY)はマンガ専門というわけではないのですが、たくさんのマンガ家さんが資金調達に成功しています。
現在募集中のプロジェクト
そして今現在支援を募集しているマンガ家さんももちろんいらっしゃいます。
2件ご紹介してこの記事を終わりたいと思います。もしご興味のある方はご支援してみてはいかがでしょうか。ステキなリターンをゲットするチャンスですよ。
眠田直先生のプロジェクト
私がお世話になっている眠田直先生の「『燃え萌えナチス少女ゲッペルスちゃん』第3話制作プロジェクト」です。実はこの『ゲッペルスちゃん』私も少しお手伝いさせていただいています。「ゲーム内モブキャラ登場」など魅力的なリターンがたくさん用意されていますね。
鈴木みそ先生のプロジェクト
KDPで年間1000万円稼いだことで話題になった鈴木みそ先生の「就活」をテーマにした作品を制作するプロジェクトです。すでに目標金額には達したそうですが、まだまだ募集中です。
クラウドファンディングで生まれた作品です。ぜひポチッと!