こんにちは今木商事(イマキショウジ@imakisyoji)です。今回はわたしがクラウドファンディングをつかってマンガ企画を実現した話をします。
ところで、クラウドファンディングをご存じでしょうか。Wikipediaによれば…
クラウドファンディング(英語:Crowdfunding)とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である。 ソーシャルファンディングとも呼ばれる。
とのことです。インターネットを通じてたくさんの人たちから資金を集めるわけですね。私はこのクラウドファンディングに3回挑戦し、2回成功させています。
そこでクラウドファンディング成功の秘訣をみなさんに特別にお教えしようと思います(ただし漫画作品制作に特化した内容になるのでそこはご了承ください)。
またクラウドファンディングのメリットデメリットについてもお話します。
わたしが考えるクラウドファンディング成功の秘訣
成功の秘訣はズバリ!とにかくしつこいくらいに告知
時間のない方ここだけ読んでくださればとりあえずけっこうです。クラウドファンディング成功の秘訣はとにかく告知すること。これに尽きます。何だそんなことか、いわれなくてもそれくらいわかるよといわれるかもしれませんが、案外できてない人が多いと感じます。
たしかに自分のツイッター等で告知ばっかりやってると、同じ情報ばかり流してしまって、見ているフォロアーさんが迷惑なんじゃないかなあと思うのもわかります(事実そういうこともあるかもしれません)。
しかし自分がツイッターを見ているときのことを思い浮かべてください。同じ情報が流れてきたら「あ、これは前に見たやつだな」と無意識に判断してあまり意識にのぼらずスルーしているのではないですか。しかも実はその内容についてもよく見ていないことも多いと思います。なので何回も告知しても大丈夫です。
他人はそもそもあまりちゃんと見ていない
これだけ情報にあふれた現代ですからそのそもみんなちゃんと情報を見ていないことも多いです。実際私や知人にあった話ですが、こちらではかなり何回も何回も告知したつもりなのに10回目くらいの告知で「ええっ初めて知ったよ~」なんて反応もあったりします。その人の活動時間帯にもよると思いますが…とにかくこちらが伝いたいことはなかなか他人には伝わらないものなんだと覚えておけば良いでしょう。
クラウドファンディングのメリットデメリット
メリット
私は漫画作品制作の資金を募ったわけですが、成功すれば漫画を描く前にお金が手に入ります。
普通漫画家といえば漫画の原稿を描き、雑誌に掲載され、さらにその1か月後(もっと後の場合も)くらいにようやく原稿料をもらう仕組みなので生活が不安定になりがちですが、クラウドファンディングの場合はプロジェクト成功の直後に資金が獲得できるのでそうした不安はありません。
またプロジェクトに失敗した場合は1円も入らないですが、別にそれによってペナルティなど払わなくてはいけないとかそんなこともありません。
デメリット
失敗するとちょっとはずかしいところです(笑)
あとクラウドファンディングにおいて、多くの資金を提供してくれた人には何らかの特典をつけることがよくあります。私の場合だとサイン色紙とか特製直筆イラストとかですね。これらをプロジェクト成功後、漫画制作以外にもやらなくてはいけませんからこれが大変といえば大変です。
クラウドファンディングと漫画
しかしこの出版不況の世の中ですからお仕事がない漫画家さんも多いはず。熱狂的なファンがいる漫画家さんだと成功率も高いようです。あなたも挑戦してみてはいかがでしょうか。
私のクラウドファンディング作品
株式会社ビットフライヤーさんのサービスであるファンドフライヤーで集めました。ビットフライヤーさんはまだ日本でも数少ない仮想通貨ビットコインの取引所です。
さらにユニークなのはビットコインで資金を集めるところです。まるっきり門外漢の私がビットコインのことを猛勉強して描きました。本書はビットフライヤーさんの勉強会でも教材として使われています。
「ブッダくん ギャグ精舎」
クラウドファンディングの会社ファンディ―さんで集めました。仏教の開祖お釈迦さまをこともあろうにギャグ風味で描いた作品です。
とはいえ内容は仏教説話にもとづいたマジメな作品です。実は1回挑戦して失敗したのですが、再挑戦して成功しました。現在特典の制作中です。ファンディ―さんは漫画専門というわけではないのですが、漫画制作のクラウドファンディングがとても多いです。
以上クラウドファンディングのご紹介でした。良かったらあなたも挑戦してみてはいかがでしょうか。